浜松医科大学医学部附属病院
理学療法士 浅井 聡
2024 年1月1日16 時05 分に発災しました『能登半島地震』で今回、静岡JRAT で活動させて頂きました。発災から2ケ月が経った3月1日から3日までの活動で同行スタッフは医師、理学療法士の3人グループで支援場所は輪島市輪島地区を中心に訪問させて頂きました。3月でしたが、まだ雪が残っていました。半壊や全壊の家屋に赤紙や黄紙等が貼っていて輪島の朝市は火事で焼け野原になっていました。そんな中、受難者の方々は毅然として生活を行い、我々を受け入れて下さり、胸に突き刺さる思いでした。幸い、日赤コーディネーターのドクターや本部ドクターが知り合いであった為、スムーズに溶け込む事ができました。
主な活動は生活環境支援と生活不活発病の予防を中心に行いました。
基本、支援活動は大きな問題はなく、何ら難しい事はなかったと思われます。訪問に際してですが、日々の臨床業務で通常のリハビリ業務と変わりはないです。受難者の評価、環境調整です。自宅とは違いますので施設での対応や他団体の対応等をキャッチしてそこに理学療法評価ができるスキルがあれば皆さんも活動はできます。他団体はDMAT、医師会、日赤、行政、薬剤師会等ありますのでコミュニケーションが必須となります。
今後もいつ来るか?わからない南海トラフに静岡県理学療法士会、静岡JRAT も研修会等を行い、サポートさせて頂きたいと思います。
最後に今回の活動に際し、理解して頂きました職場の皆様、そして家族に感謝致します。