国立病院機構 静岡医療センター
言語聴覚士 小村 紘路
静岡JRAT⑤(活動日:02/13-02/14 活動場所:七尾市・志賀町)の一員として、現地支援に携わる機会を頂きました。私は主に自動車の運転、避難所情報の記録業務を担当しました。また、避難者1 名の方に嚥下機能評価を実施し、避難所職員に嚥下に関する助言を行いました。活動期間中は天候や衣食住に恵まれたため、トラブル無く支援活動を終えました。
感想としましては、被災地支援において、ST としての専門性に固執せず、状況に応じて周囲をサポートする事の大切さを学びました。今回訪問した避難所では、医療機関や介護施設とは異なり、ST が専門としている嚥下障害やコミュニケーション障害を抱えている方は多くはありませんでした。
とはいえ状況を俯瞰すると、避難生活で疲弊している避難者の方の話を傾聴する、他支援チームと情報を共有する、本部ロジ活動を補助するなど、周囲をサポート出来る機会は多いと感じました。
今後は、今回の支援活動の経験を平時の業務に活かし、研修会・訓練等にも積極的に参加する事で、静岡県の災害支援体制構築に貢献出来るよう精進します。