JA静岡厚生連 遠州病院
理学療法士 山下 浩史
1.はじめに
今回、能登半島地震の被災地支援活動に静岡JRATの一員として、令和6年3月15日〜17日の3日間参加しました。被災地での活動内容や初めての被災地支援に関わった経緯について報告いたします。
2.被災地での活動内容
私の所属した静岡JRAT第12陣はPT4名、OT1名であり、被災地での活動経験のあるPT1名以外、私を含めて他の4名は初参加でした。私達は3日間とも七尾市内の避難所(小学校の体育館や地域コミュニティセンター)を巡回し、継続的な支援が必要な方への個別対応(体調や動作確認)や避難者の生活不活発病予防に向けた集団対応(シルバーリハビリ体操)を実施しました。また、七尾市役所での調整会議に出席し、保健師や他の災害支援チームと情報共有し、避難所の環境調整に関する提案も行いました。
3.初めての被災地支援に関わって
私はこれまでの被災地での支援活動の経験はなく、研修会等へも未参加でした。それでも『百聞は一見に如かず』と思い、今回の参加を決意しました。当日まで「何を準備したら良いのか」、「現地で何が求められるのか」等の不安がありましたが、JRAT活動歴のある方や先に今回の支援活動に参加した方からの情報や助言に自分自身が支援されて、一歩を踏み出すことができました。今後も有事の際は少しでも支援活動に貢献できるよう、JRAT活動への関心を持ち続け、研修会等に参加しながら自己研鑽に励みたいと思います。
謝辞
この度、貴重な機会を与えてくださいました静岡JRATの関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。